こんにちは、なおてぃです!
みなさまの中に、
「会話が続かなくて、気まずい空気になってしまった」
「口下手で、思い通りに話せないことがよくある」
「あいづちが下手で、話が終わってしまう」
などの経験や、悩みを抱えている方はいますか?
そんな悩みを解決し、さらに相手に好印象を与えることができる書籍、
『人は聞き方が9割 1分で心をひらき、100%好かれる聞き方のコツ』 著者:永松 茂久
を、紹介します。
人は本来、話したい生き物?
口下手だった私は、
「会話をしなきゃ親しくなれない」
とか、
「何か話題を提供しなきゃ」
など、コミュニケーションを取るために、たくさん話さなきゃいけないと思い、
嫌われないように言葉を選び、頑張って話してみるものの
会話は3往復程度で終了し、
「何を話そう……」
と、気まづい空気になってしまった経験があります。
しかし、話すことが苦手だった私でも、初対面の人と妙に会話がはずんだときもありました。
本書を読んでいて、その人はとても聞き上手な人だったんだなと思いました。
会話のなかで、上手く私の話をキャッチしてくれて、今度は捕りやすい球を投げてくれる。
きっと、初対面に対する警戒心がとけて、心が『安心』な状態になり、自然と話せていたのだと思います。
人は、『安心』な状態になっているとき、アウトプットをしたくなると本書に書いてあります。
そして、アウトプットすると人は快感を得ます。
快感を与えてくれた人を、あなたはどう思いますか?
もちろん、また話したいと思います。
そう、その人を欲している状態になるのです。
例えば、苦しいときや行き詰まったとき、心許している人に相談すると気持ちがスッキリする。
これもアウトプットによる1つの快感です。
では、なぜ安心や快感を人は求めるのでしょうか。
それは、「安全の欲求」が人間の欲求の基礎になっているからです。
心理学者アブラハム・マズローが人間の欲求を理論化した「マズローの欲求5段階説」において、生理的欲求の次に安全の欲求があるため、人には「安全」である状態が必要であるとわかります。
逆に言うと、安心させられていなければ、警戒されている状態と同じということなんでしょうね。
このように、人は欲求を満たすためにアウトプットする生き物であることを、著者は「人は本来話したい生き物」と記しています。
人は話したい生きも!
そして、その生き物が求めるのは、聞くことが上手い生き物!
さらに本書では、聞くことで手に入るメリットが、詳しく書かれています。
①語彙力が少なくてすむ
②聞くことは読書と同じ
③人の感情が読めるようになる
④相手を不快にさせるリスクが減る
⑤聞くことで自分の盲点が見えてくる
⑥沈黙を恐れなくてすむ
⑦話すより聞く側の方が、勝手にすごい人にされてしまう
会話の場になると、どうしても話そうとしがちですが、まずは話すことより聞くことを徹底ですね!
聞き方を磨く方が簡単?
日本人は外国人のように、日常的にラフにコミュニケーションをとる習慣はないため、初対面とコミュニケーションを取ることが苦手で、「受け身」な人が多いです。
これは国民性であり、日本人は昔からこの「受け身」が得意なのです。
なのに話す術を身につけようとすることには、無理がありそうですよね。
それに、話そうとするとたくさんの話題や言葉を知っていなければなりません。
これを身につけるには、とても時間がかかりそうです。
「受け身」、要は聞くことを重視した場合はどうでしょう。
相手の顔を見て、話に合わせてリアクションをとり、あいづちをうつ。
これだけ聞くと、すぐにできそうな感じがしませんか?
実際に、あいづちは「へぇ〜」、「そうなんだぁ!」、「それで?それで?」
など、その話に興味あります!もっと聞きたいです!と言う感情を込めてあいづちを打てば、言葉の数を知らなくても済みますし、相手が勝手に話題を提供してくれます。
無理に話題を準備したり、会話術を勉強するよりも、鏡の前で笑顔とオーバーリアクションの練習をする方が、よっぽど役に立つと思います。
否定のない空間を作ることで、人は誰でも話せるようになる
と、本書に書いてあります。
今思えば、後輩の指導や仕事を見守るときなど、無意識に険しい表情や低いトーンで接して、働きやすい環境を作ってあげられなかったなと、恥ずかしい過去を思い出します。
この聞く技術は、会話だけではなく、職場や家族など身近な人にも良い環境を作れそうですね。
まとめ
①人は本来話した生き物?
相手に安心を与えるために、感情で話を聞きましょう。そうすると自然に会話がはずみますよ!
②聞き方を磨く方が簡単?
日本人は、受け身が得意。オーバーリアクションと笑顔であいづち!誰でも話せる環境づくりを心がけましょう!
聞き方は会話だけでなく、色々なところでもいい結果を生み出してくれそうですね!
しかし、この聞き方が上手になるには具体的にどうすれば良いんだ?と、思いますよね?
本書では、好かれる聞き方、嫌われない聞き方、また会いたいと思ってもらえる聞き方の、スキルの付け方などが書いてあります。
読んでみると、
「確かにこういう態度で話を聞いてくれてたら、また話したいと思うよね!」
と、思うようなことが分かりやすい例え話で、解説してくれています。
文章の構成も、項目ごとが長過ぎず、とても読みやすい本になっています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
本を読むことも、今の自分より一歩前進!
前進ブログのなおてぃでした!
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